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ADSLとは?

非対称デジタル加入者線(AsymmetricDigitalSubscriberLine)の略で上りと下りの速度が違うというのが特徴です。
一般の電話回線で利用している電話線(メタリックケーブル/メタル線)を利用したサービスですが、電話回線との共有ができ導入に大がかりな設置作業が必要なく、コストも掛からないのでお手軽に導入できるブロードバンドとして、飛躍的に普及が進んでいます。

・Asymmetric(=非対称)とは、上りと下りの通信速度が非対称(=同じでない)という意味で ADSLの場合は上り(アップロード)より下り(ダウンロード)の方が速くなっていますので、非対称という言葉が含まれています。
・Disital Subsucriber Line(=DSL:デジタル加入線)とは、通常の(銅線を使った)電話回線(=メタル線)で従来使っていなかった帯域を使ってデータを伝送する技術の事で、広い帯域(=ブロードバンド)を使うことにより大量のデータを伝送出来るようになる技術の事です。
DSL技術にはADSL以外にもSDSLHDSLなどがあり、xDSLはこれらの総称として使われています。


導入方法
ADSLモデムにパソコンを接続し、パソコン上で設定を行うことで利用できるようになります。
(設定方法はサービスを提供しているプロバイダ毎に異なります。)


簡単な特徴
・ダイヤルアップ接続やISDN接続に比べて回線速度が非常に速い。
・常時接続のため、ダイヤルアップなどでかかっていた電話料金が不要。
・申し込みから開通までの期間が平均2週間ほどと早く、手続きも簡単である。
・一部業者ではIP電話(Internet Protocol Phone)も提供している。


HDSL(High-bit-rate Digital Subscriber Line)
高速対称型デジタル加入者線。ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line・非対称デジタル加入者線伝送方式)と同様、既存のメタリック電話加入者線を使って高速データ伝送を行うが、ADSLは上りチャネルと下りチャネルの伝送速度が異なるのに対して、HDSLは上りと下りの伝送速度が等しく、最大2Mbpsを実現する。HDSLの目的は、1次群速度の専用線やISDNのアクセスリンクを経済的に短時間で実現することである。ADSLなどとは異なり、音声電話サービスと高速データ通信サービスを同時に提供することは考えられていない。

SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)
対称型デジタル加入者線。数kmの範囲内で、エンドユーザとプロバイダの間で対称なデータ通信を行う。ADSLは上りチャネルと下りチャネルの伝送速度が異なるのに対して、SDSLは上りと下りの伝送速度が等しく、最大2Mbps程度を実現する。HDSLが2対の銅線(メタリックケーブル)を利用するのに対しSDSLは1対であるため、SHDSL(Single-pair High-bit-rate Digital Subscriber Line)と呼ばれることもある。

IP電話(Internet Protocol Phone)
IP(Internet Protocol)技術を利用して提供される音声電話サービス。
NTT等電話会社の一般加入電話網を経由せず、インターネット(IP網)を経由して音声通話を行うサービスで、インターネットを使っている部分には通話料金がかからないため一般電話に比べて安く利用できるしくみになっている。

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